目を閉じた時、思い出すのは懐かしい光景だった。
きらきら光る。
眩しくて手をかざした。
焼かれるような激しい憧憬。
いとおしくて、でも、なんだか怖い気がして。
そうして抜け出した先。
見上げる先には、決まって空があった。
暗闇に浮かぶ数えきれないほどの、光の粒を。
数えて、
数えて。
向こう側にある暗闇を、どうか隠して。
「……何やってんだよ」
「……エド?」
「風邪ひくぞ」
「それはエドもでしょ」
「オレは丈夫だから風邪なんか引かん。で、何してんだ?」
「うーんと、その、ちょっと…散歩」
「ふーん。オレも…散歩」
「アルは?」
「アルも散歩だとさ」
「3人してこんな夜中に別々に散歩?」
なんだかおかしいね
同じところにいたはずなのに、今は別々に行動してる
目的は同じなのに
「…なあ、」
「なあに?」
「オレ、絶対アルを元の体に戻してやるんだ」
「うん」
「アルの笑った顔を見たいんだ」
「うん」
「なあ、そうしたら」
そうしたら?
目的を果たした先にあるものは?
「一番にお前に会いにくるよ」
「だからさ、そんな風にさ」
「寂しい顔して笑うな」
その為ならどんな痛みにも耐えてやるよ
そう言って笑ったエド。
きらきら、光る。
暗闇の中でも輝く星のよう。
そうだ。
暗闇を隠す為に光があるんじゃない。
迷わないように、
導く為にあるんだ。
ねえエド、そうでしょう?
だったら私も、光になりたい。
あんた達が迷わないように、
帰ってこれるように。
「だったら、さ」
「うん」
「手を握っててよ」
「え………?」
「あんた達の手には星が輝いてるよ」
きらきら、光る。
その手のひらの中に。
「私も一緒に持っていたいの」
ねえ、だから。
一人じゃないんだって。
お願いだから忘れないで。
ずっと覚えていて。
光の先には、あたたかい場所があるはずだよ。
光を目指して、もう一度立ち上がるの。
大丈夫、大丈夫だよあんた達は。
二人ならどんな事も乗り越えて行けるよ。
「…お前は何でも簡単に言うなぁ」
呆れたように笑うあなた。
心がとくんと、
水面に波紋が広がるように、
静かに、でも確実に
広がって波となって。
「アルを迎えに行くか」
「…うん」
進んでいく。
その手のひらに、輝く
仄かな光を握り締めて。
こんにちわ。HIGH FEVERの遊未と申します。
503祭の開催、心より楽しみにして参りました。
お題を決めたにもかかわらず、ぜんっぜん形にならないというスランプに・・・
直感で書き出したらこんな事になってましたorz
小説・・・というよりポエムに近い・・・(恥)
なんとなくで、雰囲気で読んでください。深く考えないでください(笑)
お題に添えているかわかりませんが、参加させていただきありがとうございました。